Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

3.2.5.2. nCSOピンの最大許容スキュー遅延ガイドライン

nCSOAS_CLK の間のスキューを決定するには、次の式を使用します。

  1. Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) > Tsu_ncso – Tdcsfrs
  2. Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) < AS_CLK/2 + Tdcslst – Tho_ncso

これにより、nCSOAS_CLK の間におけるスキュー許容範囲は、次のとおりです。

Tsu_ncso - Tdcsfrs < Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) < AS_CLK/2 + Tdcslst - Tho_ncso

  • Tsu_ncso = クアッドSPIフラッシュに必要なチップセレクトのセットアップ時間。クアッドSPIフラッシュのデータシートを参照してください。
  • Tho_ncso = クアッドSPIフラッシュに必要なチップセレクトの保持時間。クアッドSPIフラッシュ・データシートを参照してください。
  • Tdcsfrs = 最初の AS_CLK エッジにアサートされる AS_nCSO[3:0] です。 Agilex 7デバイス・データシートのASコンフィグレーションのタイミング仕様を参照してください。
  • Tdcslst = 最後の AS_CLK エッジにディアサートされる AS_nCSO[3:0] です。 Agilex 7デバイス・データシートのASコンフィグレーションのタイミング仕様を参照してください。
  • AS_CLK = AS_CLK クロック周期

例: 1GB のクアッドSPIフラッシュデバイスのスキューを決定する場合

Tsu_ncso = 2.7 ns

Tho_ncso = 3.375 ns

Tdcsfrs = 8.5 ns

Tdcslst = 6.8 ns

AS_CLK = 6.024 ns (166 MHz)

  1. Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) > Tsu_ncso – Tdcsfrs

    Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) > 2.7 – 8.5

    Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) > –5.8 ns

  2. Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) < AS_CLK/2 + Tdcslst – Tho_ncso

    Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) < 6.024/2 + 6.8 – 3.375

    Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) < 6.437 ns

nCSOAS_CLK の間のスキュー許容範囲は -5.8 ns < Skew (Tbd_clk – Tbd_ncso) < 6.437 ns です。