Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

2.5.3.1.3. CONF_DONE および INIT_DONE

Agilex 7デバイスの場合、CONF_DONEINIT_DONE の両方が多重化された SDM_IO ピンを共有します。

以前のデバイスファミリーは、 CONF_DONE ピンと INIT_DONE ピンを内部ウィークプルアップを備えたオープンドレインとして実装しています。CONF_DONE 信号は、コンフィグレーション・ビットストリームが正常に受信されたことを示します。INIT_DONE ピンは、デバイスがデザイン内で動作することを示します。

現在の実装では、Agilex 7 CONF_DONE または INIT_DONE 信号を以前のデバイスファミリーの nSTATUS 信号と配線することはできません。配線すると、CONF_DONE および INIT_DONE は、これらの信号が以前のデバイス・ファミリーで動作したように動作することになります。CONF_DONEINIT_DONESDM_IO16SDM_IO0 に割り当てると、パワーオンリセット時に内部ウィークプルダウンによってこれらのピンがLowに引き下げられます。これらのピンは、 Quartus® Prime開発ソフトウェアまたは Quartus® Prime設定ファイル (.qsf) で指定してください。CONF_DONEINIT_DONE は、コンフィグレーション前およびコンフィグレーション中はLowとなります。デバイスがコンフィグレーション・データの受信を終了すると、CONF_DONE がアサートされます。デバイスがユーザーモードに入ると、INIT_DONE がアサートされます。

注: デバイス全体が同時にユーザーモードに入るわけではありません。Intelでは、デザインでのリセット・リリース・ Intel FPGA IPの使用に従い、FPGAファブリック全体がユーザーモードになるまでアプリケーション・ロジックをリセット状態に保持することをお勧めします。

CONF_DONEINIT_DONE 信号はオプションです。これらのピンは、 Quartus® Primeプロ・エディション デバイスおよびピン・オプションメニューで定義された他の機能に対して使用することができます。

注: マルチマスター・システムでは、コンフィグレーション中に余分なPMBusトラフィックを防ぐ目的で、INIT_DONE 信号を監視することをお勧めします。スレーブモードでは、VOUT_COMMAND でポーリングを開始するタイミングを把握する目的でINIT_DONEを外部マスターとして使用することができます。