Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

5.6.4. アプリケーションまたはファクトリー・イメージを使用したデバイスのリコンフィグレーション

次の手順では、デバイスがユーザーモードになった後、操作コマンドを使用して別のアプリケーション・イメージまたはファクトリー・イメージでデバイスをリコンフィグレーションするプロセスについて説明します。
  1. リモート・システム・アップデート・ホストは、RSU_IMAGE_UPDATE コマンドを実行して、新しいアプリケーション・イメージまたはファクトリー・イメージへのリモート・システム・アップデートを実行します。
    1. たとえば、システムコンソールのTclコンソールで次のコマンドを入力して、ファクトリー・イメージへのリモート・システム・アップデートを開始します。
      1. rsu_image_update 0x00210000

        このコマンドは、ファクトリー・イメージでデバイスをリコンフィグレーションします。アドレス 0x00210000 は、.map ファイルに示されているファクトリー・イメージの開始アドレスです。デバイスのリコンフィグレーションが成功すると、JTAGホストはシステムコンソールから自動的に切断されます。次のコマンドを実行するには、システムコンソールを再起動してデバイスとの接続を再確立する必要があります。

      2. rsu_image_update 0x004B0000

        このコマンドは、アプリケーション・イメージを使用してデバイスをリコンフィグレーションします。アドレス 0x004B0000 は、.map ファイルに示されているアプリケーション・イメージの開始アドレスです。

    オプション: rsu_status コマンドを使用してリモート・システム・アップデート・ステータスを取得し、デバイスが正常にリコンフィグレーションされたことを確認します。

  2. システムコンソールのTclコンソールで、rsu_status と入力して現在のイメージを確認します。次の例は、デバイスがファクトリー・イメージでリコンフィグレーションされていることを示しています。
    図 85. rsu_status コマンドを使用した現在のイメージの確認
    $ source rsu1.tcl /channels/local/top/master_1 $ rsu_status current image address 0x004b0000 first failing image address 0x00000000 failing code 0x00000000 error location 0x00000000 0x00000000