インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

4.2.10. クロック・スイッチオーバー

クロック・スイッチオーバー機能により、PLL は 2 つのリファレンス入力クロックを切り換えることができます。この機能は、クロック冗長性のため、もしくは前のクロックが停止した場合に冗長クロックがオンになるシステムであるデュアル・クロックドメイン・アプリケーションに使用します。クロックがそれ以上トグルしないとき、またはユーザーのコントロール信号clkswitchに応じて、デザインは自動的にクロック・スイッチオーバーを実行することができます。

インテル® Cyclone® 10 GX PLL は、次のクロック・スイッチオーバー・モードをサポートします。

  • 自動クロック・スイッチオーバー—クロック・センス回路が現在のリファレンス・クロックをモニターします。現在のリファレンス・クロックがトグルを停止した場合、リファレンス・クロックは自動的にinclk0クロックまたはinclk1クロックに切り替わります。
  • 手動クロックスイッチオーバー—クロック・スイッチオーバーは、extswitch信号を使用して制御されます。extswitch信号パルスが、inclkがスイッチされるために少なくとも 3 クロックサイクルの間に Low に留まると、PLL へのリファレンス・クロックはinclk0からinclk1に、またはその逆に切り替わります。
  • 手動オーバーライドによる自動スイッチオーバー—このモードでは、自動スイッチオーバーと手動クロック・スイッチオーバーを組み合わせます。extswitch信号が Low になると、自動クロック・スイッチオーバー機能が無効になります。extswitch信号が Low である限り、それ以上のスイッチ動作はブロックされます。