インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

8.2.1.5. CRCエラーからの回復

デバイスは内部スクラブ機能をサポートしています。内部スクラブ機能は、SEU が検出されるとCRAM の訂正可能なSEU を自動的に訂正します。ただし、内部スクラブはFPGA を既知の正常な状態に訂正することはできません。エラーからスクラブ完了までの時間は数十ミリ秒になります。この期間は、データがすでにメモリーまたはステータスレジスターへ正当に書き込まれてしまっている数千クロックサイクルを意味します。いずれのSEUイベントの後にも、FPGA動作を既知の正常な状態に戻すためにソフト・リセットを行うことが推奨されます。

ソフトリセットによってFPGAを既知の正常なステートに戻すことができない場合は、デバイスをリコンフィグレーションしてCRAMを再度書き込み、デザインのレジスターを再び初期化します。 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスをホストするシステムが、デバイスのリコンフィグレーションを制御する必要があります。リコンフィグレーションが正常に完了すると、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスが意図したとおりに動作します。