インテルのみ表示可能 — GUID: sam1403481232939
Ixiasoft
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1.2.4. 共有演算モード
このモードでは、ALM は 4 つの4 入力 LUT で構成されます。各 LUT は、3 入力の合計または 3 入力のキャリーのいずれかを計算します。キャリー計算の出力は、共有演算チェーンと呼ばれる専用の接続を使用して次の加算器に供給されます。
共有演算チェーン
拡張演算モードで使用可能な共有演算チェーンは、ALM による3 入力加算器の実装を可能にします。これにより、大きな加算器ツリーや相関器ファンクションを実装するにあたって必要なリソースが大幅に減少します。
共有演算チェーンは、LAB 内の最初の ALM または 6 番目の ALM のいずれかで開始することができます。
キャリーチェーンと同様に、代替 LAB カラム内の共有演算チェーンの上半分と下半分はバイパスが可能です。この機能により、共有演算チェーンを LAB 内の ALM の半分でカスケード接続し、別の半分を幅の狭いファンイン・ファンクションに使用できます。すべての LAB でカラムの上半分はバイパス可能で、また、MLAB ではカラムの下半分がバイパス可能です。
Quartus Prime プロ・エディションのコンパイラーは、複数の LAB を自動的にリンクさせることにより、20 個以上の ALM ( 演算モードまたは共有演算モードでは 10 個の ALM ) で構成される長い共有演算チェーンを作成します。フィッティング機能を強化するため、長い共有演算チェーンは垂直に並べ、TriMatrix メモリーおよび DSP ブロックへの水平方向の接続を高速化することができます。共有演算チェーンはカラム全体に延長することができます。