インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

5.6.6.1. 差動トランスミッターのクロッキング

I/O PLL は、ロードおよびシフトレジスターをクロックするロードイネーブル (LVDS_LOAD_EN) 信号とdiffioclk信号 ( シリアル・データ・レートで実行するクロック ) を生成します。シリアライゼーション・ファクターは、 インテル® Quartus® Primeソフトウェアを使用して x3、x4、x5、x6、x7、x8、x9、または x10 にスタティックに設定することができます。ロードイネーブル信号はシリアライゼーション・ファクター設定からから派生します。

任意の インテル® Cyclone® 10 GX トランスミッター・データ・チャネルをコンフィグレーションして、ソース・シンクロナス・トランスミッター・クロック出力を生成することができます。この柔軟性により、出力クロックをデータ出力の近くに配置してボードレイアウトを簡略化し、クロックとデータ間のスキューを低減することができます。

アプリケーションごとに、特定のクロック - データ間のアライメントまたはデータレート - クロックレート間の係数が必要になる場合があります。これらの設定は、 インテル® Quartus® Prime Parameter Editor でスタティックに指定することができます。

  • トランスミッターは、デバイスの各のスピード・グレードがサポートする最大周波数と同じレートでクロック信号を出力できます。
  • 出力クロックは、シリアライゼーション係数に応じて、1、2、4、6、8、または 10 の係数で分周することができます。
  • データに関連するクロックの位相は、0° または 180° ( エッジまたは中央揃え ) に設定することができます。I/O PLL は、45° の増分でその他の位相シフトの追加のサポートを提供します。
図 99. クロック出力モードのトランスミッター次の図は、クロック出力モードのトランスミッターを表しています。クロック出力モードでは、LVDS チャネルをクロック出力チャネルとして使用することができます。