インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

7.4.1. コンフィグレーション・イメージ

インテル® Cyclone® 10 GXデバイスは、direct-to-application と application-to-application のアップデートを提供する新しいリモート・システム・アップグレード機能を提供しています。リモート・アップデート・プログラミング・モードで インテル® Cyclone® 10 GXデバイスに電源を投入すると、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスは EPCQ-L デバイスの32'd0アドレスの開始アドレスポインターで示されるように、ファクトリーまたはアプリケーション・コンフィグレーション・イメージをロードします。

システム内の各 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスは、1 つのファクトリー・イメージを必要とします。ファクトリー・イメージは、次の手順を実行するためのロジックを有するユーザー定義のコンフィグレーション・イメージです。

  • 専用リモート・システム・アップグレード回路から提供されたステータスに基づいてエラーを処理します。
  • リモートホストとの通信、新しいアプリケーション・イメージの受信、およびローカル不揮発性メモリーデバイスへの新しいコンフィグレーション・データの保存を実行します。
  • インテル® Cyclone® 10 GXデバイス内にロードするためのアプリケーション・イメージを決定します。
  • ユーザー・ウォッチドッグ・タイマーをイネーブルまたはディスエーブルし、およびそのタイムアウト値をロードします。
  • 専用リモート・システム・アップグレード回路にリコンフィグレーション・サイクルの開始を指示します。

また、デバイスで 1 つ以上のアプリケーション・イメージを作成することができます。アプリケーション・イメージでは、ターゲット・デバイスに実装される選択された機能が含まれています。

EPCQ-L デバイスの次の位置に、イメージを保存します。

  • ファクトリー・コンフィグレーション・イメージ—EPCQ-L デバイスの PGM[31..0] = 32'h00000020スタートアドレス。
  • アプリケーション・コンフィグレーション・イメージ—任意セクター・バウンダリー。Intelは、1 セクター・バウンダリーで 1 つのイメージだけの保存を推奨します。
  • 開始アドレス (0x00 ~ 0x1F)—パワーアップ時にアプリケーション・コンフィグレーション・イメージをロードするための 32 ビット・アドレス・ポインターが格納されています。
図 147. 開始アドレスとファクトリー・アドレスの位置次の図は、ファクトリー、ユーザー・データ、アプリケーション 1、およびアプリケーション 2 のセクションを示しています。各セクションは、新しいセクター・バウンダリーで開始します。


注: Intelは、固定開始アドレスを設定し、ユーザーモード時に開始アドレスを更新しないことを推奨しています。新しいアプリケーション・イメージを持っている場合のみ、既存のアプリケーション・コンフィグレーション・イメージを上書きする必要があります。これは、ファクトリー・コンフィグレーション・イメージが開始アドレスの更新のたびに意図せず消去されるの防ぐためです。