インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
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ドキュメント目次

7.4.7. ユーザー・ウォッチドッグ・タイマー

ユーザー・ウォッチドッグ・タイマーは、誤ったアプリケーション・コンフィグレーションがいつまでもデバイスを停止するのを防止します。アプリケーション・コンフィグレーションが正常にデバイスにロードされた際に、タイマーを使用して機能エラーを検出することができます。タイマーは自動的にファクトリー・コンフィグレーションでディスエーブルされ、アプリケーション・コンフィグレーションでイネーブルされます。

注: アプリケーション・コンフィグレーションでこの機能が必要ない場合は、ファクトリー・コンフィグレーション・ユーザーモードの動作時にアップデート・レジスターで Wd_en ビットを 1'b0 に設定して、この機能をオフにする必要があります。アプリケーション・コンフィグレーションでこの機能をディスエーブルすることはできません。

カウンターは29ビット幅で、2 29 の最大カウント値を有します。ユーザー・ウォッチドッグ・タイマー値を指定する場合、唯一の最も重要な12ビットを指定します。タイマー設定の精度は、2 17 サイクルです。サイクルタイムは、ユーザー・ウォッチドッグ・タイマーの蔵オシレーターの周波数に基づいています。

アプリケーション・コンフィグレーションがユーザーモードに入るとすぐにタイマーがカウントを開始します。タイマーが終了すると、リモート・システム・アップグレード回路は、 タイムアウト信号を生成し 、ステータスレジスターを更新し、ファクトリー・コンフィグレーション・イメージのロードをトリガーします。時間をリセットするには、 RU_nRSTIMER をアサートします。