インテル® Cyclone® 10 GXコアファブリックおよび汎用I/Oハンドブック

ID 683775
日付 8/13/2021
Public
ドキュメント目次

6.7.1.1.2. メイン・コントロール・パス

メイン・コントロール・パスは、次の機能を有します。

  • コマンド処理パイプラインを含んでいます。
  • すべてのタイミング・パラメーターを監視します。
  • メモリー・アクセス・コマンドの依存関係を追跡します。
  • メモリーアクセスの危険性を保護します。
表 68.  メイン・コントロール・パス・コンポーネント
コンポーネント 説明
入力インターフェイス
  • ハーフまたはクオーターレートでコアロジックからのメモリー・アクセス・コマンドを受け入れます。
  • Avalon-MM または Avalon-ST プロトコルを使用します。デフォルトのプロトコルは Avalon-ST です。入力インターフェイス Avalon-MM との互換性には、コンフィグレーション・レジスターでハードアダプターをイネーブルにします。
  • ハードメモリー・コントローラーは、ネイティブAvalon-STインターフェイスを有します。Avalon-ST インターフェイスを AMBA AXI にブリッジするために、標準ソフトアダプターをインスタンス化できます。
  • すべてのバイパスモードをサポートし、ポート数の最小に保つために、すべてのポートリストのスーパーセットは物理的な幅として使用されます。ポートはバイパスモード間で共有されます。
コマンド・ジェネレーターとバーストアダプター
  • 入力インターフェイスからコマンドを排出し、タイミング・バンク・プールに供給します。
  • リード・モディファイ・ライトが必要な場合は、ストリームに必要なリード・モディファイ・ライトのリードおよびライトコマンドを挿入します。
  • バーストアダプターは任意のバースト長をメモリータイプで指定された番号にチョップします。
タイミング・バンク・プール
  • メモリー・コントローラーの主要コンポーネントです。
  • パラレルキューをコマンドの依存関係の追跡のために設定します。
  • 最終ディスパッチのためにアービターに追跡されている各コマンドの準備ステータスを通知します。
  • ビッグ・スコアボード構造。エントリー数は、最大 8 つのコマンドを同時に監視する場合は 8 にサイズ設定されています。
  • タイミング制約の一部が追跡される間に、メモリーアクセスの危険性 (RAW、WAR よび WAW) を処理します。
  • 次のリオーダリング実装でアービターをアシストするための、高い信頼性を有します。
    • ロウ・コマンドのリオーダリング ( アクティベートとプリチャージ )。
    • カラム・コマンド・リオーダリング ( リードおよびライト )。
  • プールが満量になると、フロー制御信号がトラフィックを停止するためにアップストリームに戻されます。
アービター
  • アービトレーション・ルールを実行します。
  • 最後ののアービトレーションを実行してすべてのレディーコマンドからコマンドを選択し、メモリーに選択したコマンドを発行します。
  • ハーフレートの Quasi-1T モードとクオーターレートの Quasi-2T モードをサポートします。
  • Quasi モードでは、ロウコマンドはカラムコマンドとペアである必要があります。
グローバルタイマー

次のグローバル・タイミング制約を追跡します。

  • tFAW—4 つの起動コマンドのみの時間を指定する Four Activates Window パラメータです。
  • tRRD—異なるバンクへのバック・ツー・バック起動コマンド間の遅延です。
  • バス・ターンアラウンド・タイム・パラメータの一部です。
MMR/IOCSR
  • すべてのコンフィグレーション・レジスターのホストです。
  • Avalon-MM バスを使用してコアと通信します。
  • コアロジックはすべてのコンフィグレーション・ビットのリードとライトができます。
  • デバッグバスはこのブロックを介してコアに配線されます。
サイドバンド

リフレッシュおよびパワーダウンの機能を実行します。

ECC コントローラー

ECC エンコードとデコードがソフトロジックで実行されたとしても、ECC コントローラーはハード・ソリューションでリード・モディファイ・ライトのステートマシンを維持します。12

AFI インターフェイス

メモリー・コントローラーはこのインターフェイスを使用して PHY と通信します。

12 ECC エンコードとデコードは、中央 ECC 計算の場所にデータビットを配線からハード接続を免除するためにソフトロジックで実行されます。中央置へのデータの配線は、モジュラー設計の利点と柔軟性が損なわれます。