Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.4.5.3. プラグインを使用した Nios® IIプロセッサー信号の追加

プラグインを使用すると、Node Finderを使用して手動で信号を追加するのではなく、 Nios® IIプロセッサーのモニタリング用に関連する信号を自動的に追加できます。プラグインには、トリガーの作成と表示のためのプリセット・ニーモニック・テーブルと、キャプチャされたデータ内のコードを逆アセンブルする機能があります。
注: この機能は、 Nios® Vエンベデッド・プロセッサーをまだサポートしていません。

Nios® IIプラグインでは、Setupタブで1つのニーモニック・テーブルを作成し、Dataタブで2つのテーブルを作成します。

  • Nios® II Instruction (Setupタブ) - 選択した命令アドレスでトリガーするために必要なすべての信号をキャプチャします。
  • Nios® II Instance Address (Dataタブ) - 実行された命令のアドレスを16進形式で表示するか、オプションのExecutable and Linking Format (.elf) ファイルで定義されている場合はプログラミング・シンボル名として表示します。
  • Nios® II Disassembly (Dataタブ) - 対応するアドレスから逆アセンブルされたコードを表示します。

プラグインを使用して Nios® II IP信号をロジック・アナライザーに追加するには、デザインでAnalysis and Elaborationを実行した後、次の手順を実行します。

  1. Signal Tapロジック・アナライザーで、ノードリストを右クリックし、Add Nodes with Plug-In > Nios® II をクリックします。
  2. プラグインでモニタリングする信号を含むIPを選択し、OKをクリックします。
    • プラグイン内のすべての信号が使用可能な場合は、プラグインに応じて、プラグインのオプションを指定できるダイアログボックスが表示されることがあります。
  3. Nios® IIプラグインでは、オプションで、 Nios® II Integrated Development Environment (IDE) ソフトウェア・デザインからプログラムシンボルを含む .elf を選択できます。選択したプラグインのオプションを指定して、OKをクリックします。