Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

5.6. メモリー内の位置のモニタリング

ISMCEを使用すると、メモリー領域内の情報のモニタリングができます。 例えば、カウンターのインクリメントや所定ワードの変更を決定できます。 Nios® IIプロセッサーに接続されているメモリーの場合、ソフトウェアによるメモリーの主要領域の使用方法を観察できます。
  • をクリックして、Hex Editorを現在のインスタンスの内容に同期させます。Hex Editorで赤色表示される内容は、デバイスへの前回の同期に関する変更個所です。
  • 手動で同期する代わりに、メモリー内容のライブ出力が必要な場合は、をクリックします。連続読み出しは、Signal Tapロジック・アナライザーを連続取得で使用する場合と似ています。このとき、メモリー値は波形を切り替える代わりに、Hex Editorにワードとして表示されます。
注: Stratix® 10および Agilex™ 7デバイスの場合のみ、ISMCEロジックで読み出しおよび書き込み動作が実行可能なのは、デザインロジックがアイドル状態の場合のみです。デザインロジックによって書き込みまたはアドレス変更動作が試行されると、デザインロジックが優先され、ISMCE動作はタイムアウトになります。 エラーメッセージにより、In-System Memory Content Editorのインスタンスに接続されているメモリーが使用中であり、メモリーコンテンツが更新されていないことが通知されます。
図 103. 手動で内容編集した後のHex Editor