Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.10.3.2. ルート・パーティションを使用したSignal Tapデバッグ

ルート・パーティションを再利用するプロジェクトでは、各パーティションに個別のSignal Tapインスタンスを使用して、ルート・パーティションとコア・パーティションのデバッグを個別にイネーブルします。 パーティションをエクスポートするプロジェクトでは、ルート・パーティションにSignal Tapインスタンスを追加します。さらに、デバッグブリッジを使用して、デバッグ・ファブリックを予約済みコア・パーティションに拡張します。このブリッジにより、別のプロジェクトでパーティションを再利用する際に、Signal Tapを後でインスタンス化できるようになります。

デバッグブリッジを実装するには、デザイン内の予約済みコア境界ごとに、SLD JTAG Bridge Agent Intel® FPGA IPおよびSLD JTAG Bridge Host Intel® FPGA IPのペアを使用します。SLD JTAG Bridge Agent IPのインスタンス化をルート・パーティションで行い、SLD JTAG Bridge Host IPのインスタンス化をコア・パーティションで行います。

図 92. 再利用コア・パーティションを使用したデバッグのセットアップ

デバッグブリッジについて詳しくは、システム・デバッグ・ツールの概要の章のSLD JTAG Bridgeを参照してください。