Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.4.4.2. セグメント化バッファー

セグメント化バッファーでは、取得メモリーは分割されて同一サイズのセグメントになります。トリガー条件セットの定義は、すべてのセグメントに対して行います。各セグメントは、非セグメント化バッファーとして機能します。 セグメント化バッファーの使用によりデバッグできるシステムには、比較的低頻度で繰り返されるイベントが含まれています。

個別のトリガー条件を設定をバッファーのセグメントごとに行う場合は、State basedトリガーフローを使用してください。この図で示すのは、セグメント化バッファーシステムの一例です。

図 33. 繰り返しイベントを生成するシステム次の例では、正しいデータがSRAMコントローラーに書き込まれるようにするため、RDATA ポートのモニタリングは、アドレス H'0F0F0F0FRADDR ポートに送信されるたびに行います。

バッファー取得機能を使用すると、SRAMデバイスからの読み出しトランザクションを複数モニタリングできます。このとき、Signal Tapロジック・アナライザーを再度実行する必要はありません。割り当てられたメモリーを無駄にすることなく、メモリーを分割して同じイベントを複数回キャプチャできます。バッファーは、Signal ConfigurationペインのData設定で定義したセグメント数と同じ数のサイクルをキャプチャします。

バッファー取得をイネーブルしてコンフィグレーションするには、Signal Tapロジック・アナライザーのEditorでSegmentedを選択し、使用するセグメントの数を選択します。図の例では、64個のサンプルセグメントを選択すると、64の読み出しサイクルのキャプチャができます。