Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

1.2.1.1.1. Signal Tapロジック・アナライザーの場合

Signal Tapロジック・アナライザーには、ロジックリソースとメモリーリソースの両方が必要です。 使用するロジックリソースの数は、タップする信号の数とトリガーロジックの複雑さに依存します。ただし、Signal Tapロジック・アナライザーで使用するロジックリソースの量は、通常、ほとんどのデザインのごく一部です。

ベースライン・コンフィグレーションは、SLDアービトレーション・ロジックと基本的なトリガーロジックを備えた単一ノードで構成され、約300から400のロジックエレメント (LE) を含んでいます。ベースライン・コンフィグレーションに追加する各ノードには、約11個のLEが追加されます。ロジックリソースと比較した場合、メモリーリソースは、より重要な要素としてデザインで考慮する必要があります。メモリー使用量は、かなり大きくなる可能性があります。また、データをキャプチャするためのSignal Tapロジック・アナライザー・インスタンスのコンフィグレーション方法やデバッグするためにデザインに必要なサンプル深度によって異なります。Signal Tapロジック・アナライザーにはさらに、外部機器を必要としないという利点があります。これは、トリガーロジックとストレージがすべてチップ上にあるためです。