Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.10.3.2.2. SLD JTAG Bridgeを使用してエクスポートされたルート・パーティションとコア・パーティションの同時デバッグ

エクスポートされたルート・パーティションを別のプロジェクトで再利用する場合、エクスポートされた .qdb には、ルート・パーティション内の信号へのSignal Tap接続と、コア・パーティション内のロジックをデバッグできるSLD JTAG Bridge Agent IPが含まれます。

再利用ルート・パーティションを含むプロジェクトでSignal Tapデバッグを実行するには、次の手順に従います。

  1. エクスポートされた .qdb (および.sdc) ファイルを、それらを再利用するプロジェクトに追加します。
  2. IP Catalogから、コア・パーティション内のSLD JTAG Bridge Host Intel® FPGA IPをパラメーター化してインスタンス化します。
  3. CompilerのAnalysis & Synthesisステージを実行します。
  4. ステップ1: Signal Tapロジック・アナライザーのプロジェクトへの追加 で説明されているとおり、コア・パーティションにSignal Tapインスタンスを作成します。
  5. Signal Tapインスタンスで、モニタリング用の合成後信号を指定します。
    注: タップできるのはコア・パーティション内の信号のみです。
  6. デザインとSignal Tapインスタンスをコンパイルします。
  7. quartus_stp コマンドを使用して、再利用ルート・パーティションのSignal Tapファイルを生成します。
  8. デバイスのプログラミングを行います。
  9. 手順3で定義したSignal Tapインスタンスを使用して、予約済みコア・パーティションのハードウェア検証を実行します。
  10. 手順7で定義したSignal Tapインスタンスを使用して、再利用ルート・パーティションのハードウェア検証を実行します。