インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410384286580
Ixiasoft
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7.5.5.1. Monitorコマンド
通常の負荷の場合、モニターサービスでは各インターバル後にデータを読み出し、その後でコールバックを呼び出します。読み出した値がタイミングの影響を受けやすい場合、monitor_get_read_interval コマンドを使用して、データが読み出されたインターバルの正確な時間を読み出します。
負荷が大きい場合、またはコールバックの実行に時間がかかる場合は、モニターサービスではいくつかのコールバックをスキップします。読み出すレジスターに (リセットからのイベント総数を読み出すなどの) 副作用がない場合、コールバックをスキップしてもコードに影響はありません。monitor_read_data コマンドおよび monitor_get_read_interval コマンドがこのシナリオに適しています。
読み出すレジスターに (最後の読み出しからイベントの数を返すなどの) 副作用がある場合、読み出されたデータへのアクセスが必須ですが、そのデータのコールバックはスキップされています。monitor_read_all_data コマンドおよび monitor_get_all_read_intervals コマンドによって、このデータへのアクセスができます。
コマンド | 引数 | 機能 |
---|---|---|
monitor_add_range | <service-path> <target-path> <address> <size> |
連続するメモリーアドレスをモニター済みのメモリーリストに追加します。 <service path>は、サービスを開いたときに返される値です。 <target-path>引数は、読み出すホストサービスの名前です。このアドレスは、このサービスのアドレス空間内に存在します。<target-path>は、[lindex [get_service_paths master] n] から返されます。ここでのnはホストサービスの数です。 <address>と<size>はホストサービスに関連しています。 |
monitor_get_all_read_intervals | <service-path> <target-path> <address> <size> |
monitor_read_all_data によって返されるデータ内の2つの読み出し間のインターバルのリストをミリ秒単位で返します。 |
monitor_get_interval | <service-path> | ポーリングアクションの頻度を指定する現在のインターバル・セットを返します。 |
monitor_get_missing_event_count | <service-path> | 最後のTclコールバック式の評価中に欠落したコールバック・イベント数を返します。 |
monitor_get_read_interval | <service-path> <target-path> <address> <size> |
monitor_read_data によって返される最後の2つのデータ読み出し間に経過したミリ秒を返します。 |
monitor_read_all_data | <service-path> <target-path> <address> <size> |
すべての最新値から読み出された8ビット値のリストを返します。この最新値は、最後のTclコールバック以降にデバイスから読み出されたものです。monitor_add_range の範囲内でメモリー範囲を指定してください。 |
monitor_read_data | <service-path> <target-path> <address> <size> |
最新値から読み出された8 ビット値のリストを返します。この最新値は、デバイスから読み出されたものです。monitor_add_range の範囲内でメモリー範囲を指定してください。 |
monitor_set_callback | <service-path> <Tcl-expression> |
System Consoleで評価する必要があるTcl式を指定します。これは、このサービスでモニタリングするメモリーをすべて読み出した後で行います。通常、この式の指定は、必要な引数が渡された単一の文字列Tclプロシージャー・コールとして行います。 |
monitor_set_enabled | <service-path> <enable(1)/disable(0)> |
モニタリングをイネーブルおよびディスエーブルします。メモリーの読み出し開始はこのコマンドの後です。またTclコールバックの評価はデータの読み出し後です。 |
monitor_set_interval | <service-path> <interval> |
ポーリング動作のターゲット周波数を指定するには、2つのメモリー読み出し間のインターバルを指定します。実際のポーリング周波数はシステム動作によって異なります。 |