Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

2.9.2. Create Simulation Testbench Dialog Boxの設定

Signal TapCreate Simulation Testbench Dialog BoxからRTLシミュレーション・テストベンチを生成するには、次のオプションが使用可能です。デフォルト値は、Signal Tapの信号データから取得されます。
表 23.  Create Simulation Testbench Dialog Box (Signal Tapロジック・アナライザー)
名前 説明
Directory 生成されたRTLシミュレーション・テストベンチ・ファイルを保存するディレクトリーを指定します。
注: 現在、Signal Tapは、現在のプロジェクト・ディレクトリー内でのみテストベンチ生成をサポートしています。
Starting hierarchy to simulate シミュレーションに含めるデザイン階層レベルを指定します。デフォルトの位置は、階層名を持つプロジェクトのサブディレクトリーです。
Testbench top-level properties 次のテストベンチ・プロパティーを指定します。デフォルトでは、これらの値はSignal Tapデータから設定されます。
  • Module name - Signal Tapで指定されている、シミュレートを行うデザインモジュールの名前を指定します。
  • DUT instance name - シミュレーターのテスト対象デザイン (DUT) のデフォルトのインスタンス名を指定します。デフォルトはDUTです。この名前はシミュレーターに表示されます。
  • DUT clock port name - シミュレーション用のテスト対象デザイン (DUT) のクロックポート名を指定します。Signal Tapは、DUT instance nameに基づいてこの値を自動的に導出します。
Simulation event properties 次のテストベンチ・プロパティーを指定します。デフォルトでは、これらの値はSignal Tapデータから設定されます。
  • Initial unknown data - シミュレーション開始時にデータ値が最初は不明であるクロックサイクル数を指定します。
  • Discontinued data due to storage qualification - ストレージ不足のためにデータが中断されるクロックサイクル数を指定します。
  • Final unknown data - シミュレーション終了時にデータが不明なクロックサイクル数を指定します。
Options テストベンチ生成では、次のオプションをイネーブルする必要があります。
  • Use force statement based on value change
    注: Signal Tapは、Verilog HDL force ステートメントを使用して、Signal Tapデータをシミュレーターに挿入します。
  • Generate simulation scripts - テストベンチ生成中にベンダー固有のサブディレクトリーにシミュレーション・スクリプトを生成することを指定します。シミュレーターでこれらのスクリプトをソースにして、シミュレーションをセットアップします。
Node string replacement 生成されたテストベンチ内の命名法と構文のオプションを指定します。
  • Prefix hierarchies with instance name - テストベンチの階層名の前に付けるインスタンス名を指定します。一般的に、派生したデフォルト値が適しています。
  • Search|Replace - Node string replacementの検索文字列と置換文字列を指定します。
Preview テストベンチ内のNode string replacement設定の結果を表示します。