Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

1.8. デバッグ用の信号保持

Quartus Prime開発ソフトウェア・プロ・エディションを使用すると、コンパイルプロセスを通じて特定の信号をマークして保持できます。そのため、使用可能なシステム・デバッグ・ツール内の任意のノードを可視化できます。

Compilerの合成および配置配線段階の後、RTL内の特定のノードをデバッグに使用できるようにするために、RTL内の対象信号に preserve_for_debug 属性を適用し、プロジェクトレベルの .qsf 割り当てでEnable preserve for debug assignmentsを適用することもできます。

この項では、デバッグ用に保持する機能の使用についての説明に、次の用語を使用します。

表 4.  デバッグ信号保持の用語
用語 説明
node

デザインRTL内に存在する信号名。現在のプロジェクトのコンパイル・ネットリスト内にも存在する可能性があります。通常、ノード名は、ゲート、レジスター、LUT、エンベデッド・メモリー、DSPなどの論理ユニットの出力を指します。

Quartus® Prime GUIは、デザイン内の信号をデバッグする際に、Node Finderなどのさまざまな位置にこのノード名を表示できます。このノード名を検索して制約を適用し、デバッグ動作で使用できます。

hpath Quartus® Primeスタイルの階層パス。インスタンス名は「|」で区切られます (例: foo|boo|node)。