Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

2.7. ステップ5: Signal Tapロジック・アナライザーの実行

Signal Tapロジック・アナライザーGUIを使用した信号のデバッグは、外部ロジック・アナライザーを使用したデバッグに似ています。通常のデバイス動作中は、JTAG接続を介してロジック・アナライザーを制御し、データのキャプチャを開始するトリガー条件の開始時間を指定します。
図 74.  Signal Tap解析の開始
  1. Signal Tapインスタンスを選択し、Signal Tapロジック・アナライザーGUIでProcessing > Run Analysisをクリックして、そのインスタンスのロジック・アナライザーを初期化します。
  2. トリガーイベントが発生すると、ロジック・アナライザーはキャプチャされたデータをFPGAデバイスのメモリーバッファーに格納し、このデータをSignal ConfigurationペインのDataタブに転送します。トリガーイベントが発生しなくても、バッファーに現在キャプチャされているデータを表示できる強制トリガー命令と同等の機能を実行できます。

In-System Sources and ProbesとSignal Tapロジック・アナライザーを組み合わせて使用して、トリガー条件を強制することもできます。In-System Sources and Probes機能を使用すると、値の駆動およびサンプリングをJTAGチェーン上の選択したネットに対してすることができます。