Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.9. シミュレーション対応Signal Tap

サポートされているシミュレーターでSignal Tap信号と取得データを直接使用して、デザイン階層内の内部信号ステートの可視性を高めることができます。Add Simulator Aware Nodesコマンドは、回路をインテリジェントに解析し、選択された階層のロジックコーンを完全に可視化するためにタップする必要があるノードの最小セットを決定します。

Signal Tapでは、Signal Tapデータをデザイン階層の任意のレベルのRTLシミュレーション・テストベンチに変換することもできます。このシミュレーション・テストベンチを使用すると、取得したSignal Tapハードウェア・データをRTLシミュレーターに直接エクスポートし、Signal Tapの観測範囲を超えて信号ステートを観察できるようになります。

次のトピックでは、これらのSignal TapとSimulator Integration機能について詳しく説明します。

シミュレーター統合ベータ版の制限事項

このバージョンのSignal Tapおよびシミュレーター統合機能はベータ版です。このベータ版には、次の既知の制限事項が適用されます。
  • Verilog HDLシミュレーションのみがサポートされています。
  • テストベンチ生成は、現在のプロジェクト・ディレクトリー内でのみサポートされています。