AN 886: インテル® Agilex™ デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 1/07/2022
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ドキュメント目次

6.3.3. ボードレベル・シミュレーションおよび高度なI/Oタイミング解析

表 85.  ボードレベル・シミュレーションおよび高度なI/Oタイミング解析のチェックリスト
番号 チェック欄 チェックリストの項目
1   IBISモデル (使用可能な場合) を使用して、ボードレベル・シミュレーションを実行します。
2   インテル® Quartus® Primeの高度なI/Oタイミング解析用にボード・トレース・モデルをコンフィグレーションします。

I/Oシグナリングによってボード・セットアップのレシーバーしきい値レベルを確実に満たすようにするには、フルボード配線シミュレーションをIBISモデルを使用したサードパーティー製のボード・レベル・シミュレーション・ツールで実行します。

この機能が インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで使用可能な場合は、SettingsダイアログボックスのEDA Tool SettingsBoard-Levelページで、Board-level signal integrity analysisからIBISを選択します。

高速インターフェイスを備えたFPGAデバイスをボードデザインに組み込む場合、シグナル・インテグリティーとボード配線の伝播遅延を知ることが、適切なシステム動作にとって不可欠です。ボードレベル・タイミングの解析は、I/Oおよびボードのプランニングの一部として、特に高速デザインで必要です。

選択したI/O規格のボード・トレース・モデルのコンフィグレーションを行い、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで 「ボード対応」 のシグナル・インテグリティー・レポートを生成します。Enable Advanced I/O Timingが、SettingsダイアログボックスのTiming Analyzerのページでオンになっている場合、タイミング・アナライザーでは、I/Oバッファー、パッケージ、およびボードトレース・モデルのシミュレーション結果を使用して、より正確なI/O遅延および追加レポートを生成します。これにより、信号動作をシステムレベルで理解することができます。この高度なタイミングレポートをガイドとして使用し、I/Oアサインメントおよびボードデザインを変更して、タイミングとシグナル・インテグリティーを向上させます。