AN 886: インテル® Agilex™ デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 1/07/2022
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ドキュメント目次

5.1.7.6. I2Cインターフェイスのデザイン・ガイドライン

ガイドライン: FPGAファブリックを介してI2C信号の配線を行う場合、オープンドレイン・バッファーをインスタンス化します。

I2C信号の配線をFPGAを介して行う場合、HPSからFPGAファブリックへのI2Cピン (i2c*_out_datai2c*_out_clk) は、オープンドレインではなく、ロジックレベルが反転していることに注意してください。したがって、ロジックレベル0を12Cバスに駆動するには、対応するピンをHighに駆動します。この実装は、トライステート・バッファーの出力イネーブルに直接接続できるので便利です。オープンドレイン・バッファーを実装するには、altiobuff を使用してください。

インテルでは、 I2CをFPGAファブリックに公開する場合は、I/Oバッファー (ALTIOBUF) IPコアを使用することをお勧めします。

ガイドライン: プルアップがボードデザインの外部SDAおよびSCL信号に追加されていることを確認します。

I2C信号はオープンドレインです。そのため、バス上のどのデバイスでもバスをLowに引き下げていない場合は、バスをHighに引き上げるためにプルアップが必要です。

図 6. FPGAピンへのI2C配線

ガイドライン: HighおよびLowのクロック数のコンフィグレーションが、I2Cインターフェイスの速度に対して正確に行われていることを確認します。

I2C内部クロックの場所は、次のとおりです。
  • SDM: 125MHz
  • HPS: 100MHz
HighおよびLowのクロック数のデフォルト設定のコンフィグレーションは、125MHzに対するものです。このため、HPS I2Cに対するデフォルトのHighおよびLowクロックは、想定よりも長くなります。