AN 886: インテル® Agilex™ デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 1/07/2022
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ドキュメント目次

5.2.2.2. FPGAデバイスの早期ピン・プランニングおよびI/O Assignment Analysis

表 29.  FPGAデバイスの早期ピン・プランニングおよびI/O Assignment Analysisのチェックリスト
番号 チェック欄 チェックリストの項目
1   Create Top-Level Design FileコマンドをI/O Assignment Analysisで使用して、I/Oアサインメントをデザインの完成前にチェックします。

多くのデザイン環境において、FPGA設計者は、最上位のFPGA I/Oピンを早期にプランニングして、ボード設計者がPCBのデザインとレイアウトの開発を開始できるようにしたいと考えます。FPGAデバイスのI/O機能とボードレイアウトのガイドラインは、ピンの位置やその他のタイプの割り当てに影響します。ボードデザインのチームがFPGAピン配置を指定する場合は、ピン位置をFPGA配置配線ソフトウェアでできるだけ早く確認して、ボードデザインの変更を回避することが重要です。

FPGAのピン・プランニングを早期に開始することによって、早期ボードレイアウトの信頼性が向上し、エラーの可能性が減少し、デザインの市場投入までの合計時間を短縮することができます。インテル FPGAの予備的なピン配置の作成は、 インテル® Quartus® Prime Pin Plannerを使用して、ソースコードをデザインする前に実行することができます。

デザインプロセスの早期段階でシステム・アーキテクトが持っている情報は、一般的には、標準I/Oインターフェイス (メモリーやバス・インターフェイスなど)、デザインで使用するIPコア、およびシステム要件により定義されたI/O関連のその他のアサインメントに関するものです。

Pin Planner Create/Import IP Core機能は、IPカタログとインターフェイス接続します。ユーザーは、これを使用して、I/Oインターフェイスを使用するカスタムIPコアの作成およびインポートができます。PLLおよびLVDS SERDESブロックの入力には、ダイナミック・フェーズ・アラインメント (DPA) などのオプションを含めてくださ い。これは、オプションによってピン配置規則が影響されるためです。I/O関連情報をできるだけ多く入力したら、最上位レベルのデザイン・ネットリスト・ファイルを生成します。これには、Pin PlannerのCreate Top-Level Design Fileコマンドを使用します。I/O解析結果を使用して、ピン割り当てまたはIPパラメーターを変更します。確認プロセスは、I/Oインターフェイスによってデザイン要件が満たされ、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでのピンチェックに合格するまで繰り返します。

プランニングが完了すると、予備ピンの位置情報をPCB設計者に渡すことができます。デザインが完成したら、 インテル® Quartus® Prime Fitterによって生成されたレポートおよびメッセージを使用して、ピン・アサインメントの最終サインオフを行います。