AN 886: インテル® Agilex™ デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 1/07/2022
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ドキュメント目次

7.1. 合成ツールの選択

表 87.  合成ツールの選択のチェックリスト
番号 チェック欄 チェックリストの項目
1   合成ツールを決定し、サポートされている正しいバージョンを使用します。

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアに含まれている高度で簡便な統合合成では、Verilog HDLおよびVHDLのほか、インテルのハードウェア記述言語 (AHDL) およびスケマティック・デザイン・エントリーを完全にサポートしています。業界をリードするサードパーティーEDA合成ツールを使用して、Verilog HDLまたはVHDLデザインを合成し、その結果の出力ネットリスト・ファイルのコンパイルを インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで行うこともできます。New Project WizardまたはSettingsダイアログボックスのEDA Tools Settingsページでサードパーティーの合成ツールを指定し、正しいLibrary Mapping File (.lmf) を合成ネットリストに対して使用します。

インテルでは、サードパーティーの合成ツールの最新バージョンを使用することをお勧めしています。これは、ツールベンダーでは、新機能の追加、ツールの問題の修正、およびパフォーマンスの向上をインテルデバイスに対して継続的に行っているためです。

合成ツールが異なれば、得られる結果も異なります。アプリケーションに最適なツールを選択する場合は、アプリケーションとコーディング・スタイルに対して一般的なデザインを合成してみて結果を比較します。必ず インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで配置配線を実行して、正確なタイミング解析とロジック使用結果を得るようにしてください。

合成ツールによっては、 インテル® Quartus® Primeプロジェクトを作成し、EDAツール設定、デバイス選択、および合成プロジェクトで指定したタイミング要件などの制約を引き渡す機能があります。この機能を使用すると、 インテル® Quartus® Primeプロジェクトを配置配線用にセットアップする際の時間が節約できます。