AN 886: インテル® Agilex™ デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 1/07/2022
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ドキュメント目次

5.2.2.7. I/O同時スイッチング・ノイズ

表 39.  I/O同時スイッチング・ノイズのチェックリスト
番号 チェック欄 チェックリストの項目
1   電圧レベルを同時に切り替えるピンの数を可能な限り減らします。
2   差動I/O規格と低電圧規格を、高スイッチングI/Oに対して使用します。
3   より低いドライブ強度を、高スイッチングI/Oに対して使用します。デフォルトのドライブ強度設定は、デザイン上必要な設定よりも高い場合があります。
4   各バンク内の同時スイッチング出力ピンの数を減らします。可能な場合、出力ピンを複数のバンクに広げます。
5   スイッチングI/Oをバンク全体に均等に分散させ、特定領域内のアグレッサーの数を減らして、SSNを減らします (バンク使用率が100% を大幅に下回っている場合)。
6   同時スイッチング・ピンを、SSNの影響を受けやすい入力ピンから隔離します。
7   重要なクロックおよび非同期コントロール信号は、グランド信号の近くに配置し、大きなスイッチング・バスから離します。
8   高速スイッチング、または高ドライブ強度のピンの場合、I/Oピンは、PLL電源ピンから1~2ピン離して使用しないでください。
9   スタガード出力遅延を使用して、出力信号を経時的にシフトするか、調整可能なスルーレート設定を使用します。

SSNが懸念されるのは、あまりに多くのI/Oが (近接して) 同時に電圧レベルを変更する場合です。I/Oとクロック接続のプランニングを推奨事項に従って行います。