AN 886: インテル® Agilex™ デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 1/07/2022
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ドキュメント目次

9.5.3. ソフトウェア・トレース・ツールの選択

トレースが非常に有用になるのは、パフォーマンスのボトルネックのプロファイリング、クラッシュシナリオのデバッグ、および複雑なケースのデバッグに対してです。トレースの実行には次の2種類の方法があります。

  • 非リアルタイム: トレースデータをシステムメモリー (SDRAMなど)、または組み込みトレースバッファーに格納した後、システムを停止し、JTAGを介してトレース情報をダウンロードして解析します。
  • リアルタイム: 外部アダプターを使用し、トレースデータをトレースポートからキャプチャします。ターゲットボードでこのシナリオをサポートしていることが必要です。

デバッグツールでは通常、エンベデッド・ソフトウェア・プログラムの実行のトレースも用意されていますが、外部ハードウェアが必要になる場合があります。例えば、SoC EDSに付属のArm DS-5 Intel SoC FPGA Editionでは、非リアルタイムとリアルタイムのトレースの両方をサポートします。リアルタイム・トレースに使用する場合は、 ARM* DSTREAMと呼ばれる外部トレースユニットが必要です。

Lauterbach* T32の場合でも、リアルタイム・トレースには外部ハードウェアが必要です。