AN 886: インテル® Agilex™ デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 1/07/2022
Public

このドキュメントの新しいバージョンが利用できます。お客様は次のことを行ってください。 こちらをクリック 最新バージョンに移行する。

ドキュメント目次

2.6. I/Oの概要

デバイスをコンフィグレーションする際に最も重要な考慮事項の1つは、I/Oが、 インテル® Agilex™ SoCデバイス内でどのように構成されているかを理解することです。

1. HPS EMIF I/O

SDRAMメモリーに接続することができるモジュラーI/Oサブバンクは3つあります。I/Oバンクのうち1つを使用して、アドレス、コマンド、およびECCデータ信号を接続します。他の2つのバンクは、データ信号を接続するためのものです。

2. HPS専用I/O

この48個のI/Oは、HPS内に物理的に配置され、HPS専用です。また、HPSクロックおよび大容量ストレージ・フラッシュ・メモリーなどのペリフェラルに使用されます。

注: HPS EMIF I/OおよびHPS Dedicated I/Oは、HPSデバイスにのみ配置されます。

3. セキュア・デバイス・マネージャー (SDM) 専用I/O

SDMには24個の専用I/Oがあります。これは、JTAG、クロック、リセット、コンフィグレーション、リファレンス電圧、ブートとコンフィグレーションのフラッシュ・インターフェイス、およびMSELなどです。

注: SDM Dedicated I/Oは、FPGAデバイスとHPSデバイスの両方にあります。

4. 汎用I/O

汎用I/Oは、FPGAロジック、FPGA外部メモリー・インターフェイス、および高速シリアル・インターフェイスに使用できます。ほとんどのHPSペリフェラル・インターフェイスをFPGAファブリックにエクスポートして、カスタム・アダプテーションおよびFPGA I/Oへの配線を行うことができます。

注: GPIOは、FPGAデバイスとHPSデバイスの両方にあります。
次の表は、各I/Oタイプの特性をまとめたものです。
表 10.  I/Oタイプの概要
  専用HPS I/O HPS EMIF I/O 専用SDM I/O 汎用I/O
使用可能なI/Oの数 48 最大3個のI/O 48サブバンク (I/O 96バンクを2個使用) 24 その他すべてのデバイスI/O
場所

HPSの内部

HPS搭載デバイスでのみ使用できます。

HPS搭載デバイスでのみ使用できます。

  • バンク3C内の下位サブバンク
  • バンク3D内の上位および下位のサブバンク

SDM内部

I/OカラムはFPGAデバイス内
サポートされる電圧 1.8V DDR4プロトコルの1.5V True Differential Signalサポート 1.8V 1.2V I/O、1.5V I/O、および高速シリアル・トランシーバー
目的

HPSクロック、HPSペリフェラル、大容量ストレージフラッシュ、HPS JTAG

HPSメインメモリー SDM専用ピン、クロック、リセット、コンフィグレーション、リファレンス電圧、ブートとコンフィグレーション・フラッシュ・インターフェイスを介したFPGA JTAG 汎用および トランシーバーI/O
タイミング制約 固定 メモリー・コントローラーIPによって提供されます。 固定 ユーザー定義
推奨ペリフェラル

イーサネットPHY、USB PHY、大容量ストレージフラッシュ (NAND、SD/MMC)、TRACEデバッグなどのHPSペリフェラルI/O

DDR4 ブートおよびコンフィグレーション・ソース、SDM専用ピンを介したFPGA JTAG、MSEL信号、およびAVSTx8は、SDMに接続されています。

低速HPSペリフェラル (I2C、SPI、 EMAC-MII)、FPGA EMIFなどのFPGA I/O、トランシーバーI/O、AVSTx16、AVSTx32、その他の並列および制御/ステータスI/O