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5.1.8.2.2. HPSからFPGAファブリックへのアクセス
HPSのマスターからFPGAファブリックにアクセスするためには、2つのブリッジを使用できます。このブリッジはそれぞれ、特定のトラフィック・パターン用に最適化されています。そのため、HPSマスターからFPGAファブリックにアクセスする必要がある場合、どのトラフィック・パターンがシステムに適用できるかを決定する必要があります。
ガイドライン: HPSをFPGAのソフト・ロジック・ペリフェラルに接続する場合は、Lightweight HPS-to-FPGAブリッジを介します。
ハードウェア・デザインのペリフェラルが、HPSからアクセス可能な場合は、そのペリフェラルをLightweight HPS-to-FPGAブリッジに接続する必要があります。通常、ペリフェラルへのアクセスは、HPS MPUによってされ、一度に1つのレジスターです。このとき、厳密に順序付けされた (ポスティングされていない) アクセスを使用します。アクセスは厳密に順序付けされているため、MPUからのトランザクションは、スレーブからの応答があるまでは完了しません。その結果、厳密に順序付けされたアクセスは、レイテンシーの影響を受けやすくなります。そのため、Lightweight HPS-to-FPGAブリッジをHPSに組み込んで、厳密に順序付けされたアクセスのレイテンシーを低減します。
ガイドライン: HPSをFPGAメモリーに接続する場合は、HPS-to-FPGAブリッジを介します。
ハードウェア・デザインのメモリーが、HPSからアクセス可能な場合は、そのメモリーをHPS-to-FPGAブリッジに接続する必要があります。Lightweight HPS-to-FPGAブリッジとは異なり、HPS-to-FPGAブリッジは、DMA転送やFPGAメモリーからのMPUソフトウェア実行などのバースト・トラフィック向けです。
ガイドライン: HPSからFPGAロジックのメモリーとペリフェラルの両方にアクセスする必要がある場合は、HPS-to-FPGAブリッジおよびLightweight HPS-to-FPGAブリッジを使用します。
HPS-to-FPGAブリッジとLightweight HPS-to-FPGAブリッジの両方をデザインに含めることが重要になるのは、HPSからアクセス可能なメモリーとペリフェラルが、FPGAロジックに混在している場合です。ペリフェラルのアクセスは、通常、レイテンシーの影響を受けやすいため、Lightweight HPS-to-FPGAブリッジを使用してペリフェラルにアクセスすると、スタベーションを防止することができます。これは、FPGAファブリックに対する他のバーストアクセスが、HPS-to-FPGAブリッジを介して行われる場合です。両方のブリッジへの並行アクセスが可能なのは、複数のHPSマスターからFPGAファブリックに同時にアクセスしている場合です。そのため、両方のブリッジを含めることによって、システムのパフォーマンスを向上させることもできます。