インテルのみ表示可能 — GUID: lro1403291970950
Ixiasoft
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52.1. コアの概要
PCIサブシステムにおいて、Message Signaled Interrupts (MSI) は、デバイスの機能でサービスを要求できるようにする機能です。これは、システムで指定されているデータ値をシステムで指定されているメッセージアドレスに書き込むことによって行います (PCI DWORDメモリー書き込みトランザクションを使用)。システムのソフトウェアは、デバイスのコンフィグレーション時にメッセージアドレスとメッセージデータを初期化し、1つもしくは複数のシステム指定データとシステム指定メッセージアドレスを各MSI対応機能に割り当てます。
MSIのターゲット (レシーバー) であるIntel FPGA PCIe RootPort Hard IPは、タイプMWrの Avalon® Streaming ( Avalon® -ST) RX TLPを介してMSI割り込みを受信します。 Avalon® -MMベースのPCIe RootPort Hard IPでは、RP_Masterは、システム指定のメッセージデータ値を使用し、受信したMSI TLPのシステム指定メッセージアドレスに書き込みトランザクションを発行します。このメモリー・マップ・メカニズムでは、プロセッサーをホストする割り込み出力を発行しません。また、ホスト・プロセッサーに依存してシステム指定のメッセージアドレスでの値の変化をポーリングすることにより、割り込み要求を確認し、MSI割り込みを処理します。このポーリングメカニズムはプロセッサーのサイクルを圧迫する可能性があり、効率的ではありません。
インテル FPGA MSI-to-GICジェネレーターは、MSI割り込み到着時のホスト・プロセッサーへのレベル割り込み生成を可能にする目的で導入されます。これは、インテルFPGA PCIe HIPとは異なるモジュールとして存在し、MSI TLPの到着時にプロセッサーをホストする割り込み生成を完遂します。