インテルのみ表示可能 — GUID: iga1405558422226
Ixiasoft
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5.4.3.5. slaveselectレジスター
slaveselectレジスターは、ss_n信号のビットマスクであり、SPIマスターによって駆動されます。シリアルシフト動作時に、SPIマスターは、slaveselectレジスターで指定されているスレーブデバイスのみを選択します。
slaveselectレジスターは、SPIコアがマスターモードでコンフィグレーションされている場合にのみ存在します。slaveselectには、それぞれのss_n出力に対して1つのビットがあります。それらは、システム生成時に設計者によって指定されます。slaveselectレジスターの値は、実際のSPI送信の開始時、もしくはSSOビットが0から1に設定された際にのみ更新されます。
マスター・ペリフェラルでは、slaveselectの複数のビットを同時に設定することができます。これによりSPIマスターは、トランザクションを行う際に複数のスレーブデバイスを同時に選択します。例えば、スレーブデバイス1、5、6との通信を有効にするには、slaveselectのビット1、5、6を設定します。ただし、複数のスレーブによるmiso出力での信号の競合を避けるための配慮が必要です。
リセット時に、ビット0は1に設定され、他のビットはすべて0にクリアされます。そのため、デバイスのリセット後は、スレーブデバイス0が自動的に選択されます。