インテルのみ表示可能 — GUID: lro1402201689101
Ixiasoft
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30.4.5. 読み出しおよび書き込みのStrideフィールド
読み出しおよび書き込みのStrideフィールドはオプションであり、拡張記述子の形式を使用している場合にのみ利用できます。ストライド値は、読み出しマスターと書き込みマスターがメモリーにアクセスしている際のアドレス・インクリメント方法を決定します。ストライド値はワード単位であるため、アドレスのインクリメントはマスターのデータ幅に依存します。
ストライドが有効になっている場合、マスターはデフォルトでシーケンシャル・アクセスになります。これは、1のストライド距離に相当します。ストライドが0の場合は、マスターに同じアドレスに継続的にアクセスするように指示しています。ストライドが2の場合は、マスターにシーケンシャル転送で1ワードおきにスキップするように指示しています。この機能を使用し、インターリーブのデータアクセスを実行したり、フレームバッファーの行と列の転置を実行したりすることができます。読み出しと書き込みのストライド距離は個別に格納されるため、メモリー間の転送において読み出しと書き込みのアクセスに異なるアドレス・インクリメントを使用することができます。例えば、2:1のデータのデシメーション転送を実行するには、読み出しマスターのストライド距離を2に、書き込みマスターのストライド距離を1にコンフィグレーションするだけです。デシメーション操作を完了させるには、2つのマスターの間にフィルターを挿入することもできます。