インテルのみ表示可能 — GUID: iga1405469069814
Ixiasoft
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11.4.3.3. statusレジスター
statusレジスターは、UARTコア内の特定の状態を示す個々のビットで構成されます。各ステータスビットは、controlレジスターの対応する割り込みイネーブルビットに関連付けられています。statusレジスターはいつでも読み取ることができます。読み取りによってビット値は変化しません。statusレジスターに0を書き込むと、DCTS、E、TOE、ROE、BRK、FE、PEビットがクリアされます。
ビット | 名称 | アクセス | 説明 |
---|---|---|---|
0 18 | PE | RC | Parity Error。パリティーエラーは、受信したパリティービットに予期しない (正しくない) 論理レベルがある場合に発生します。コアが不正なパリティービットをもつ文字を受信すると、PEビットが1に設定されます。PEビットは、statusレジスターへの書き込みによって明示的にクリアされるまで、1に設定された状態で維持されます。PEビットが設定されると、rxdataレジスターからの読み出しでは未定義の値が生成されます。 Parityハードウェア・オプションが有効になっていない場合、パリティーチェックは実行されず、PEビットでは常に0が読み出されます。データビット、ストップビット、パリティーのセクションを参照してください。 |
1 | FE | RC | Framing Error。フレーミング・エラーは、レシーバーで正しいストップビットを検出していない場合に発生します。コアで不正なストップビットをもつ文字を受信すると、FEビットが1に設定されます。FEビットは、statusレジスターへの書き込みによって明示的にクリアされるまで、1に設定された状態で維持されます。FEビットが設定されると、rxdataレジスターからの読み出しでは未定義の値が生成されます。 |
2 | BRK | RC | Break Detect。レシーバーロジックでは、RXDピンが完全な文字時間 (データビットに加えてスタート、ストップ、およびパリティービット) よりも長く継続的にLow (ロジック0) に保持されると、ブレークを検出します。ブレークが検出されると、BRKビットが1に設定されます。BRKビットは、statusレジスターへの書き込みによって明示的にクリアされるまで、1に設定された状態で維持されます。 |
3 | ROE | RC | Receive Overrun Error。受信オーバーラン・エラーは、前の文字が読み出される前 (つまり、RRDYビットが1の際) に、新しく受信した文字がrxdata保持レジスターに転送されると発生します。この場合、ROEビットが1に設定され、rxdataのそれまでの内容が新しい文字で上書きされます。ROEビットは、statusレジスターへの書き込みによって明示的にクリアされるまで、1に設定された状態で維持されます。 |
4 | TOE | RC | Transmit Overrun Error。送信オーバーラン・エラーは、前の文字がシフトレジスターに転送される前 (つまり、TRDYビットが0の際) に、新しい文字がtxdata保持レジスターに書き込まれると発生します。この場合、TOEビットが1に設定されます。TOEビットは、statusレジスターへの書き込みによって明示的にクリアされるまで、1に設定された状態で維持されます。 |
5 | TMT | R | Transmit Empty。TMTビットは、トランスミッターのシフトレジスターの現在の状態を示します。シフトレジスターが文字をTXDピンからシフトアウトしている際は、TMTが0に設定されます。シフトレジスターがアイドル状態である (つまり、文字の送信が行われていない) 際は、TMTビットは1になります。 Avalon® -MMマスター・ペリフェラルは、TMTビットを確認することにより、送信が完了したか (およびシリアルリンクの相手側で受信されたか) を特定することができます。 |
6 | TRDY | R | Transmit Ready。TRDYビットは、txdata保持レジスターの現在の状態を示します。txdataレジスターが空の場合は、新しい文字に対して準備ができており、TRDYは1になります。txdataレジスターがフルの場合は、TRDYは0です。 Avalon® -MMマスター・ペリフェラルは、新しいデータをtxdataに書き込む前に、TRDYが1になるまで待機する必要があります。 |
7 | RRDY | R | Receive Character Ready。RRDYビットは、rxdata保持レジスターの現在の状態を示します。rxdataレジスターが空の場合は、読み出しに対する準備ができておらず、RRDYは0になります。新しく受信した値がrxdataレジスターに転送されると、RRDYは1に設定されます。rxdataレジスターを読み出すことにより、RRDYビットは0にクリアされます。 Avalon® -MMマスター・ペリフェラルは、rxdataレジスターを読み出す前に、RRDYが1に等しくなるまで待機する必要があります。 |
8 | E | RC | Exception。Eビットは、例外条件が発生したことを示します。Eビットは、TOE、ROE、BRK、FE、PEビットの論理和 (OR) です。Eビットとそれに対応するcontrolレジスターの割り込みイネーブル (IE) ビットは、すべてのエラー条件に対するIRQを有効/無効にする便利な方法を提供します。 Eビットは、statusレジスターへの書き込み操作によって0に設定されます。 |
10 18 | DCTS | RC | Clear to Send (CTS) 信号の変化。DCTSビットは、論理レベルの遷移がCTS_N入力ポートで検出されると1に設定されます ( Avalon® -MMクロックに同期してサンプリングされます)。このビットは、CTS_Nの立ち下がりと立ち上がりの両方の遷移で設定されます。DCTSビットは、statusレジスターへの書き込みによって明示的にクリアされるまで、1に設定された状態で維持されます。 |
11 18 | CTS | R | Clear-to-Send (CTS) 信号。CTSビットは、CTS_N入力の瞬間的な状態を反映します ( Avalon® -MMクロックに同期してサンプリングされます)。 CTS_N入力は、送信プロセスまたは受信プロセスに影響しません。CTS_N入力によって認識できる唯一の内容は、CTSビットとDCTSビットの状態です。また、IRQは、Controlレジスターでidctsビットが有効になっている場合に生成することができます。 |
12 18 | EOP | R18 | End of Packetの検出。EOPビットは、次のいずれかのイベントによって1に設定されます。 EOP文字がtxdataに書き込まれる EOP文字がrxdataから読み出される EOP文字は、endofpacketレジスターの内容によって決まります。EOPビットは、statusレジスターへのwriteによって明示的にクリアされるまで、1に設定された状態で維持されます。 Include End-of-Packet Registerハードウェア・オプションが有効になっていない場合、EOPビットでは常に0が読み出されます。詳細は、ストリーミング・データ (DMA) の制御のセクションを参照してください。 |