インテルのみ表示可能 — GUID: iga1405457129605
Ixiasoft
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12.4.1.1. ドライバーのオプション: 高速実装と小型実装
さまざまなタイプのシステムの要件に対応するため、JTAG UARTドライバーには高速バージョンと小型バージョンの2つのバリエーションがあります。高速の動作がデフォルトで使用されます。高速ドライバーと小型ドライバーはどちらも、C標準ライブラリー関数とHAL APIを完全にサポートします。
高速ドライバーは割り込み駆動型の実装で、デバイスがデータを送受信する準備ができていない場合にプロセッサーで他のタスクを実行することができます。JTAG UARTのデータレートはプロセッサーに比べて低速であるため、高速ドライバーにより、暫定的に他のタスクを実行することができるシステムに大きなパフォーマンス上の利点をもたらすことができます。さらに、インテルFPGA Avalon® JTAG UARTの高速バージョンは、ホストへの接続を監視します。ドライバーは、ホストが接続されていない場合、もしくはホストがI/Oストリームを処理するアプリケーションを実行していない場合に、文字を破棄します。
小型ドライバーはポーリング型の実装で、JTAG UARTハードウェアを待機してから各文字を送受信します。大量のデータを送信する場合、小型ドライバーのパフォーマンスは低下します。小型バージョンは、ホストが常に接続されていることを前提としており、文字を破棄することはありません。よって、プログラムがデータを送信または受信している際にJTAG UARTハードウェアがホストから切断されると、小型ドライバーではシステムがハングします。フットプリントの小さいドライバーを有効にするには、次の2つの方法があります。
- HALシステム・ライブラリー・プロジェクトの小さなフットプリントの設定を有効にします。このオプションは、システム内のすべてのデバイスのデバイスドライバーに影響します。
- プリプロセッサー・オプションの-DALTERA_AVALON_JTAG_UART_SMALLを指定します。このオプションは、小型でポーリング型のJTAG UARTドライバーの実装において、他のデバイスのドライバーに影響を与えないようにする場合に使用します。