インテルのみ表示可能 — GUID: lro1403292074891
Ixiasoft
インテルのみ表示可能 — GUID: lro1403292074891
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52.3. 機能の説明
このモジュールは、MSI TLPの到着時にメモリーマップ書き込みトランザクションを発行するPCIe RootPort HIPのRP_Masterに接続されます。MSI TLPによって伝送されるシステム指定のデータ値は、モジュールのストレージに書き込まれます。また、同じ Avalon® MMデータ・スレーブ・ポートがホスト・プロセッサーに接続されており、それによって割り込みアサート時にMSIデータを取得します。インテルFPGA MSI-to-GICジェネレーター・モジュールには、1から32ワードの連続アドレススパンのデータストレージを含むことができます。ストレージの各データワードは、Status BitレジスターおよびMask Bitレジスターの対応する番号のビットに関連付けられています。各データ・ワード・アドレス位置には、最大32のエントリーを格納することができます。
最大32ビットのStatusレジスターにより、未読エントリーがあるストレージワード位置を示します。また、同様のビットサイズのInterrupt Maskレジスターにより、ホスト・プロセッサーでモジュールの動作を制御することができます。Interrupt Maskレジスターは、ホスト・プロセッサーで着信割り込みを無視する柔軟性をもたらします。
サブシステムのインテルFPGA MSI-to-GICジェネレーター・モジュールに割り当てられるベースアドレスは、デバイスのコンフィグレーション時に、MSI対応機能のシステム指定メッセージアドレスに対応させる必要があります。複数のインテルFPGA MSI-to-GICジェネレーター・モジュールをサブシステムでインスタンス化し、さまざまなシステム指定のメッセージアドレスに対応することができます。
このモジュールの Avalon® -MMスレーブ・インターフェイスは、アクセスの固定レイテンシーを重視し、接続されているマスター (この場合はRP_Master) がバックプレッシャーなしでモジュールに正常に書き込みを行えるようにします。これにより、RP_MasterのバックプレッシャーによるPCIeアップストリーム・トラフィックの影響を回避しています。
MSIは複数のメッセージに対応しており、各MSI対応機能では複数のベクトルがサポートされるため、ホスト・プロセッサーでMSI要求を処理できるようになる前に、システム指定のメッセージアドレスで複数のMSIメッセージデータを受信する傾向があります。コンポーネントは、データ値が取得されるまでに、各データ・ワード・アドレスで最大32エントリーを受信するようにコンフィグレーションすることができます。最大のデータ値エントリーの32に達すると、後続の書き込みトランザクションはドロップされ、ログに記録されます。これにより、ストレージへのすべての書き込みトランザクションで、システムのロックアップにつながるバックプレッシャーがないことを保証します。