インテルのみ表示可能 — GUID: iga1401314934061
Ixiasoft
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32.7.4. 計算例
パラメーター | 記号 | -7スピードグレードでの値 (ns) | ||
---|---|---|---|---|
Min. | Max. | |||
CLKからのアクセスタイム (ポジティブエッジ) | CL = 3 | tAC(3) | — | 5.5 |
CL = 2 | tAC(2) | — | 8 | |
CL = 1 | tAC(1) | — | 17 | |
アドレスのホールド時間 | tAH | 1 | — | |
アドレスのセットアップ時間 | tAS | 2 | — | |
CLKのHighレベル幅 | tCH | 2.75 | — | |
CLKのLowレベル幅 | tCL | 2.75 | — | |
クロックサイクル時間 | CL = 3 | tCK(3) | 7 | — |
CL = 2 | tCK(2) | 10 | — | |
CL = 1 | tCK(1) | 20 | — | |
CKEのホールド時間 | tCKH | 1 | — | |
CKEのセットアップ時間 | tCKS | 2 | — | |
CS#、RAS#、CAS#、WE#、DQMのホールド時間 | tCMH | 1 | — | |
CS#、RAS#、CAS#、WE#、DQMのセットアップ時間 | tCMS | 2 | — | |
データ入力のホールド時間 | tDH | 1 | ||
データ入力のセットアップ時間 | tDS | 2 | ||
データ出力のハイ・インピーダンス時間 | CL = 3 | tHZ(3) | 5.5 | |
CL = 2 | tHZ(2) | — | 8 | |
CL = 1 | tHZ(1) | — | 17 | |
データ出力のロー・インピーダンス時間 | tLZ | 1 | — | |
データ出力のホールド時間 | tOH | 2.5 |
次のFPGA I/Oのタイミング・パラメーターの表は、関連するタイミング情報を示しています。この情報は、 インテル® Quartus® PrimeコンパイルレポートのTiming Analyzerセクションから取得しています。表中の値は、SDRAMに関連するすべてのデバイスピンにおける最大値または最小値です。これらの信号のレジスターはI/Oセルに配置されているため、デバイス上のSDRAMピンにおけるタイミングのばらつきは小さくなります (100ps未満)。
パラメーター | 記号 | 値 (ns) |
---|---|---|
クロック周期 | tCLK | 20 |
クロックから出力の最小時間 | tCO_MIN | 2.399 |
クロックから出力の最大時間 | tCO_MAX | 2.477 |
クロック後の最大ホールド時間 | tH_MAX | -5.607 |
クロック前の最大セットアップ時間 | tSU_MAX | 5.936 |
インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでデザインをコンパイルし、デザインのI/Oタイミングの情報を取得する必要があります。インテルFPGAデバイスファミリーのデータシートには、各デバイスの一般的なI/Oタイミングの情報が含まれていますが、 インテル® Quartus® PrimeのCompilation Reportでは、特定のデザインに対する最も正確なタイミング情報が提供されます。
コンパイルレポートに表示されるタイミング値は、フィット、ピンの位置、およびほかの インテル® Quartus® Primeのロジック設定などによって変わることがあります。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでデザインを再コンパイルする際は、I/Oタイミングが大幅に変化していないことを確認します。
次の例は、SDRAMクロックの最大遅延時間と最大先行時間の図で表されている計算を示しています。この例では、タイミング・パラメーターおよびFPGA I/Oのタイミング・パラメーターの表で示されている値を使用しています。
SDRAMクロックは、コントローラー・クロックに対して読み出し遅延または書き込み遅延の小さいほうの値分、遅延することが可能です。
読み出し遅延 = tOH(SDRAM) – tH_MAX(FPGA)
= 2.5 ns – (–5.607 ns) = 8.107 ns
もしくは
書き込み遅延 = tCLK – tCO_MAX(FPGA) – tDS(SDRAM)
= 20 ns – 2.477 ns – 2 ns = 15.523 ns
SDRAMクロックは、コントローラー・クロックに対して読み出し先行時間または書き込み先行時間の小さいほうの値分、先行することが可能です。
読み出し先行時間 = tCO_MIN(FPGA) – tDH(SDRAM)
= 2.399 ns – 1.0 ns = 1.399 ns
もしくは
書き込み先行時間 = tCLK – tHZ(3)(SDRAM) – tSU_MAX(FPGA)
= 20 ns – 5.5 ns – 5.936 ns = 8.564 ns
したがって、この例では、コントローラー・クロックに対するSDRAMクロックの位相を–8.107nsから1.399nsでシフトすることができます。このウィンドウの中央での位相シフトを選択すると、値 (–8.107 + 1.399)/2 = –3.35nsになります。