Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
Public
ドキュメント目次

3.7.5. ブレーク例外

ブレークは、デバッギングの目的のためにプログラムの通常の実行フローから制御の転送することです。ソフトウェア・デバッグ・ツールは、JTAG デバッグモジュールを介して Nios プロセッサーの制御を取ることができます。

ブレーク処理とは、ソフトウェア・デバッグ・ツールがブレークポイントやウォッチポイントなどのデバッグおよび検証機能を実装する方法です。ブレーク処理は例外処理の一つの種類ですが、ブレーク・メカイズムは一般的な例外処理とは独立しています。ブレークは例外処理中に発生し、例外ハンドラーをデバッグするためにデバッグツールを有効にします。

プロセッサーは次のいずれかの条件下でブレーク処理ステートを入力します。

  • プロセッサーはbreak命令を実行する ( ソフトウェア・ブレークと呼ばれる )
  • JTAG デバッグはハードウェア・ブレークをアサートする