Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

1.2. Nios II プロセッサーの使用にあたって

効果的に設計を開始する最も簡単な方法は、既製の開発ボードと、Nios II ソフトウェアを書き込むために必要なすべてのソフトウェア開発ツールを含んだ Nios II エンベデッド・デザイン・スーツ (EDS) を含むアルテラ開発キットを使用することです。

Nios II EDS には、次の 2 つの密接に関連するソフトウェア開発ツールフローが含まれています。

  • Nios II SBT
  • Eclipse 用 Nios II SBT

両方のツールフローは、GNU C/C ++ コンパイラーに基づいています。Eclipse 用 Nios II SBT ™ は、ソフトウェア開発で使い慣れ、かつ確立された環境を提供します。Eclipse 用 Nios II SBT を使用すると、Nios II ソフトウェア・アプリケーションの開発とシミュレーションをすぐに開始することができます。

また、Nios II SBT はコマンドライン・インターフェイスも提供します。

アルテラの開発キットに付属の Nios II ハードウェア・リファレンス・デザインを使用すると、カスタム・ハードウェア・プラットフォームを構築する前にボード上で動作するアプリケーションをプロトタイプ作成できます。

図 1. Nios II プロセッサー・システムの例

アルテラ提供のリファレンス・デザインを使用して、プロトタイプ・システムがデザイン要件を十分に満たす場合は、そのリファレンス・デザインをコピーして、それを変更せずに最終ハードウェア・プラットフォームでそのまま使用できます。そうでない場合でも、設計者はコストや性能の要求を満たすように、Nios II プロセッサー・システムをカスタマイズできます。