Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

5.3.5. 命令のパフォーマンス

Nios II/e コアは一度に 1 つの命令をディスパッチし、プロセッサーは命令の完了を待機してから、次の命令をフェッチしてディスパッチします。各命令は、次の命令がディスパッチされる前に完了するため、分岐予測は必要ありません。これにより、プロセッサー・ストールの考慮が大幅に簡素化されます。最大性能は 6 クロックサイクルごとに 1 命令です。6 サイクルを達成するには、Avalon-MM 命令マスターポートが 1 クロックサイクルで命令をフェッチする必要があります。Avalon-MM 命令マスターポートのストールは、命令の実行時間を直接延長します。

表 76.  Nios II/e コアの命令実行性能
命令 サイクル
通常の ALU 命令 ( 例 : addcmplt) 6
すべての分岐、jmpjmpiretcallcallr 6
trapbreakeretbretflushpwrctlrdctl、未実装 6
すべてのロードワード 6 + Avalon-MM 読み出し転送の期間
すべてのロード・ハーフワード 9 + Avalon-MM 読み出し転送の期間
すべてのロードバイト 10 + Avalon-MM 読み出し転送の期間
すべてのストアー 6 + Avalon-MM 書き込み転送の期間
すべてのシフト、すべてのローティト 7~38
その他すべての命令 6
組み合わせカスタム命令 6
マルチサイクル・カスタム命令 6