Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
Public
ドキュメント目次

3.7.9.1. 一般的な例外処理

一般的な例外ハンドラーは、各例外 ( ダブル TLB ミス例外を含む ) の原因を特定し、例外に応答する例外ルーチンをディスパッチするルーチンです。Qsys の Nios II Processor パラメーター・エディターで指定された一般的な例外ハンドラーのアドレスは、Nios II プロセッサー・パラメーター・エディターで例外ベクターと呼ばれます。実行時にはこのアドレスは固定されており、ソフトウェアはそれを変更できません。プログラマーは例外ベクターに直接アクセスせずにアドレスを意識することなくプログラムを書くことができます。
注: EIC インターフェイスが存在する場合、一般的な例外ハンドラーは例外のみを処理します。

高速 TLB ミス例外ハンドラーは、高速 TLB ミス例外のみを処理します。これは、TLB ミスを迅速に処理するために構築されています。Qsys の Nios II Processor パラメーター・エディターで指定された高速 TLB ミス例外ハンドラーアドレスは、Nios II プロセッサー・パラメーター・エディターで高速 TLB ミス例外ベクターと呼ばれます。