Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

5.2.9.1. 外部割り込みコントローラー・インターフェイス

EIC インターフェイスを使用すると、カスタム割り込みコントローラーを追加することで複雑なシステムでの割り込み処理を高速化できます。

EIC インターフェイスは、次の入力信号を使用する Avalon-ST シンクです。

  • eic_port_valid
  • eic_port_data

信号は立ち上がりエッジでトリガーされ、Nios II クロック入力と同期します。

EIC インターフェイスはeic_port_data信号を介して次の信号を Nios II プロセッサーに提供します。

  • 要求されたハンドラーアドレス (RHA)—要求された割り込みに関連する割り込みハンドラーの 32 ビット・アドレス
  • 要求されたレジスターセット (RRS)—要求された割り込みに関連する割り込みハンドラーの 6 ビット数
  • 要求された割り込みレベル (RIL)—6 ビット割り込みレベル。RIL が 0 の場合、割り込みは要求されない。
  • 要求されたマスク不能割り込み (RNMI) フラグ—割り込みがマスク不能として扱われるかどうかを表示する 1 ビット・フラグ
    表 74.  eic_port_data 信号
    ビットフィールド
    44 ...
    RHA
    ... 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
    RHA RRS RNMI RIL

Avalon-ST プロトコル要件に従って、EIC インターフェイスは、eic_port_validがアサート (High) された場合のみeic_port_dataをサンプリングします。 eic_port_validがアサートされていない場合、プロセッサーは RHA、RRS、RIL および RNMI の前の値をラッチします。eic_port_dataに新しい値を提示するには、EIC はeic_port_validをアサートして新しいパケットを送信する必要があります。EIC はクロックサイクルごとに 1 回新しいパケットを送信できます。

EIC の実装例については、「Embedded Peripherals IP User Guide」の「Vectored Interrupt Controller」の章を参照してください。