Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

2.5.3. 内部割り込みコントローラー

Nios II アーキテクチャーは 32 個の内部ハードウェア割り込みをサポートしています。プロセッサー・コアは、irq0からirq31までの 32 レベルの割り込み要求 (IQR) 入力を備えており、各割り込みソースに対して固有の入力を提供します。IRQ の優先順位はソフトウェアで決定されます。アーキテクチャーはネスト割り込みをサポートします。

このソフトウェアでは、各 IRQ 入力用の割り込みイネーブルビットを備えたienableコントロール・レジスターを介して、割り込みソースを個別にイネーブルおよびディスエーブルできます。また、statusコントロール・レジスターの PIE ビットを介して、割り込みをグローバルにイネーブルおよびディスエーブルできます。ハードウェア割り込みは、以下の3 つの条件がすべて満たされた場合にのみ生成されます。

  • statusレジスターの PIE ビットが 1 である
  • 割り込み要求入力irq<n> がアサートされている
  • ienableレジスターの対応するビット n が 1 である

割り込みベクトルカスタム命令は、アルテラのベクトル割り込みコントローラー・コンポーネントで EIC インターフェイスを使用する場合よりも非効率的なため、Qsys では非推奨です。アルテラは EIC インターフェイスの使用を推奨しています。