Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

3.7.6.2. 内部割り込みコントローラー

内部割り込みコントローラが実装されている場合、ペリフェラル・デバイスは Nios II プロセッサーの 32 個の割り込み要求入力irq0~irq31の 1 つをアサートすることにより、ハードウェア割り込みを要求できます。これら 3 つの条件がすべて真である場合に限り、ハードウェア割り込みが生成されます。
  • statusコントロール・レジスターのPIEビットが 1 の場合
  • 割り込み要求入力IRQ n がアサートされている場合
  • ienableコントロール・レジスターの対応するビット n が 1 の場合

ハードウェア割り込みが発生すると、プロセッサーはPIEビットを 0 にクリアーし、割り込みを無効にして、この章の「例外処理フロー」に記載されている他のステップを実行します。

Ipendingコントロール・レジスターの値は、どの割り込み要求コントロール・レジスターの値は、どの割り込み要求 (IRQ) が保留中であるかを示します。ペリフェラルの設計により、IRQ ビットはプロセッサーがペリフェラルに明示的に応答するまでアサートされたままであることが保証されます。

注: シャドー・レジスタ・セットはどの Nios II/f プロセッサーにも実装できますが、内部割り込みコントローラーには外部割り込みコントローラー機能を使用するための機能がありません。
図 5. ienable、ipending、PIE とハードウェア割り込み間の関係例