Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

7.9.3. Linux オペレーション・システムコール・インターフェイス

表 90.  処理されていない命令関連の例外の信号
例外 信号
スーパーバイザー専用命令アドレス SIGSEGV
TLB 許可違反 ( 実行 ) SIGSEGV
スーパーバイザー専用命令 SIGILL
未実装命令 SIGILL
不正命令 SIGILL
ブレーク命令 SIGTRAP
スーパーバイザー専用データアドレス SIGSEGV
ミスアライメント・データアドレス SIGBUS
ミスアライメント・デスティネーション・アドレス SIGBUS
除算エラー SIGFPE
TLB 許可違反 ( 読み出し ) SIGSEGV
TLB 許可違反 ( 書き込み ) SIGSEGV

浮動小数点例外はありません。オプションの浮動小数点ユニット (FPU) は例外をサポートしておらず、正確な IEEE 準拠を望むすべてのプロセスはソフトフロート・ライブラリーを使用する必要があります ( 付属の FPU の使用により加速される可能性があります )。

ユーザープロセス内のbreak命令は、そのプロセスのSIGTRAP信号を生成する可能性がありますが、必須ではありません。ユーザー空間プログラムはbreak命令を使用すべきではなく、ユーザー空間デバッガーはそれを挿入すべではありません。ハードウェア・デバッガーが接続されていない場合、OS はbreak命令によってシステムが応答を停止しないことを保証する必要があります。

ユーザー空間のデバッグについて詳しくは、「ユーザー空間のブレークポイント」を参照をしてください。

ページサイズは 4 KB です。ユーザーモードの仮想アドレスはすべて、MMU 設計のため 2 GB 未満です。NULL ページはマップされません。