Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
Public
ドキュメント目次

4.2.1. リセットベクター

この項のパラメーターは、リセットコード ( ブートローダー ) が存在するメモリーモジュールとリセットベクター ( リセットアドレス ) の位置を選択します。リセットベクターは、システムのメモリー・コンポーネントが配置されるまで構成できません。

Nios II プロセッサーでマスターされたすべてのメモリーモジュールを含むReset vector memoryリストは、リセットベクター・メモリーモジュールを選択します。標準的なシステムでは、リセットコード用の不揮発性メモリーモジュールを選択します。

Reset vector offsetは、メモリーモジュールのベースアドレスに関連するリセットベクターの位置を指定します。Qsys は、メモリーモジュール、オフセット、またはメモリーモジュールのベースアドレスを変更すると、リセットベクターの物理アドレスを計算します。Qsys では、Reset vectorは計算されたリード専用のアドレスを表示します。MMU が存在する場合でも、アドレスは常に物理アドレスです。

注: Qsys は Absoluteオプションを提供しており、Reset vector offsetに絶対アドレスを指定できます。絶対アドレスは、リセットハンドラーを格納しているメモリーがプロセッサー・システムおよびプロセッサー・システムのサブシステムの外にある場合に使用します。

リセット例外について詳しくは、「Nios II プロセッサー・リファレンス・ハンドブック」「命令セット・リファレンス」の章を参照してください。