Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

2.5.2. EIC インターフェイス

EIC はプログラムの割り込みレイテンシーを削減するための高性能のハードウェア割り込みを提供します。EIC は通常、シャドー・レジスター・セットと組み合わせて使用され、また、Nios II の内部割り込みコントローラーで提供される 32 個以上の割り込みが必要な場合にも使用されます。

Nios II プロセッサーは EIC インターフェイスを介して EIC に接続します。EIC が存在する場合、内部割り込みコントローラーは実装されません。つまり、Qsys は割り込みを EIC に接続します。

EIC はアクティブ割り込みの中から選択し、割り込みハンドラーアドレスとレジスターセット選択情報とともに Nios II プロセッサーに 1 つの割り込みを提供します。割り込み選択のアルゴリズムは EIC の実装に特有であり、一般的には割り込みの優先順位に基づいています。Nios II プロセッサーは、EIC の特定の割り込み優先順位付けスキームに依存しません。 

外部割り込みごとに、EIC は割り込みレベルを示します。Nios II プロセッサーは割り込みレベルを使用して、いつ割り込みを処理するかを決定します。

どの外部割り込みは NMI として設定できます。NMI はstatus.PIEビットでマスクされず、割り込みレベルもありません。

EIC はソフトウェアで設定可能です。

注: Nios II コアに EIC インターフェイスおよびシャドー・レジスター・セットが実装される場合、ソフトウェアは Nios II EDS のバージョン 9.0 以降で構築されている必要があります。それ以前のバージョンは、シャドー・レジスター・セットと互換性のないeret命令が実装されています。

EIC の一般例について詳しくは、「Embedded Peripherals IP User Guide」の「Vectored Interrupt Controller」の章を参照してください。

EIC 使用法について詳しくは、「Nios II プロセッサー・リファレンス・ハンドブック」の「プログラミング・モデル」の章の「例外処理」を参照してください。