Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

5.2.3.2.1. 命令キャッシュ

命令キャッシュメモリーには次の特長をがあります。
  • ダイレクトマップ・キャッシュの実装
  • 1 キャッシュラインあたり 32 バイト (8 ワード )
  • 命令マスターポートは一度にメモリーからキャッシュライン全体を読み出し、クロックサイクルごとに 1 回の読み出しを発行します。
  • クリティカル・ワード・ファースト
  • MMU が存在する場合、VIPT ( 仮想インデックス、物理タグ付け )

タグフィールドのサイズは、キャッシュメモリーと物理アドレスのサイズに依存します。ラインフィールドのサイズは、キャッシュメモリーのサイズにのみ依存します。オフセットフィールドは、常に 5 ビット ( すなわち、32 バイトのライン ) です。MMU が存在しないシステムでは、命令バイトアドレスの最大サイズは 31 ビットです。MMU を有するシステムでは、最大命令バイトアドレス・サイズは 32 ビットで、タグフィールドは常に物理フレーム番号 (PFN) のすべてのビットを含みます。

命令キャッシュはオプションです。ただし、Nios II/f コアからの命令キャッシュを排除するには、コアに少なくとも 1 つの密結合命令メモリーが含まれている必要があります。