Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

3.7.5.1. ブレークの処理

ブレークにより、プロセッサーは次の手順を実行します。
  1. statusレジスターの内容をbstatusに格納します。
  2. status.PIEをゼロにクリアーし、マスク可能割り込みを無効にします。
注: マスク不能割り込み (NMIs) はstatus.PIEによる影響を受けず、ブレーク例外のプロセス中に行われます。
  1. ブレーク後の命令のアドレスを通常のレジスターセットのbaレジスター(r30)に書き込みます。
  2. システムに MMU または MPU がある場合は、プロセッサーを強制的にスーパーバイザー・モードにするようにstatus.Uをゼロにクリアーします。
  3. システムに MMU がある場合は、プロセッサーが例外を処理中であることを示すようにstatus.EHを 1 に設定します。
  4. status.CRSstatus.PRSにコピーし、次にstatus.CRSを 0 に設定します。
  5. Nios II Processor パラメーター・エディターで指定されたブレークベクターに格納されているブレークハンドラーに実行を転送します。
注: ブレークハンドラーを含むすべての割り込みではない例外ハンドラーは、通常のレジスターセットで実行する必要があります。