Nios II Gen2 プロセッサー・リファレンス・ガイド

ID 683836
日付 10/28/2016
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ドキュメント目次

5.2.7. 例外パイプライン

このセクションでは、パフォーマンスが重要なアプリケーションのためのパイプライン動作の概要を説明します。設計者はこの情報を使用して、不要なプロセッサーのストールを最小限に抑えられます。ほとんどのアプリケーション・プログラマーは、個々の命令のパフォーマンスを分析する必要はありません。

Nios II/f コアは 6 ステージのパイプラインを適用しています。

表 72.  Nios II/f コアのパイプライン・ステージの実装
ステージ表記 ステージ名
F フェッチ
D デコーダー
E 実行
M メモリー
A アライン
W ライトバック

1 サイクルにつき 1 命令までディスパッチおよび / またはリタイアーされます。命令はディスパッチされ、順序通りにリタイアーされます。ダイナミック分岐予測は、2 ビットの分岐履歴テーブルを使用して実施されます。パイプラインは次の条件で停止します。

  • マルチサイクル命令
  • Avalon-MM 命令マスターポート・リードアクセス
  • Avalon-MM データマスター・ポート・リード / ライトアクセス
  • 長いレイテンシー命令 ( 例 : ロード、乗算、シフト ) でのデータ依存性