Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

4.4.3.3.2. フラッシュメモリーへのアクセス

alt_flash_open() 関数はフラッシュ・メモリー・デバイスを開き、そのフラッシュ・メモリー・デバイスのディスクリプターを返します。フラッシュメモリーの読み取りと書き込みが完了したら、安全にクローズするために alt_flash_close() 関数を呼び出してます。

HAL フラッシュ・メモリー・デバイス・モデルは、シンプルな API と細粒度の API の 2 種類のフラッシュ・アクセス API を提供します。シンプルな API は、データのバッファーを取り込み、それをフラッシュ・メモリー・デバイスに書き込み、必要に応じてセクターを消去します。

システムでは両方の API を使用できます。保存するデータのタイプによって、アプリケーションに最も有用な API が決まります。次の一般的なデザイン・ガイドラインは、データストレージのニーズに合わせて使用する API を決定する際に役立ちます。

  • Simple API — この API は、フラッシュセクターの正確な位置が重要でない場合に、任意のバイトストリームを格納するのに役立ちます。このタイプのデータの例としては、実行時にシステムによって生成されるログファイルやデータファイルが挙げられます。これらのファイルには、後でフラッシュメモリーのどこかで連続ストリームとしてアクセスする必要があります。
  • Fine-Grained API — この API は、絶対セクター境界に沿って配置される必要があるデータの単位やデータセットを保存するのに便利です。このタイプのデータの例には、永続的なユーザー・コンフィグレーション値、FPGA ハードウェア・イメージ、およびアプリケーション・イメージが含まれます。これらは、各フラッシュセクター (または複数のセクター) に格納してアクセスする必要があります。